第3回 時間 × シガー
「時間」 それは性別、年齢、社会的地位・・・などに関係がなくどんな人にとっても 平等と言われているものである。果たしてそれは本当だろうか。
人間の感覚は面白いもので、楽しいときはあっという間に過ぎていってしまうように感じ、つまらないときは時が長く感じてしまう。 中にはビジネスが絶好調で1日が72時間ぐらい欲しいとも思う人もいるかもしれない。1日が24時間(86,400秒)という概念は不変だが、それをどのように使うかは自分自身の選択の結果によって大きく異なる。日々の生活の中で自由になる時間が少ないと感じている方は、他者によって制限されているのではなく、自分の判断で時間の使い方を制限してしまっているのではないだろうか。
米国の作家であるウイリアム・フォークナーはこのような言葉を残している。 ~時計が止まったときだけ、時間が生き返る~ 時間は一瞬一瞬の積み重ねだ。1秒後はすでに過去になっている。そんな大切な時間ではあるのだが、たまには時計を外して本能で時間を過ごしてみる、それも一興だ。時間に追われることなく、ゆったりと煙をくゆらせながら想いにふけるシガータイムは贅沢で格別なひと時といえる。
全てハンドメイドで作られているダビドフのシガーは1本を1時間程かけてゆっくりと愉しむことができ、一緒にコニャックを傾けながらその究極の時を味わうのは「至福」という言葉がぴったりと当てはまる。1日の終わりにシガーとともに仲間やパートナーと語り合う時間を過ごすのも心がリフレッシュできる極上の時間の使い方だ。もちろん一人で愉しんで明日の鋭気を養うのにもうってつけである。 こんなときの相棒は「DAVIDOFFNO.2」だ。チューボという白いアルミケースに1本ずつ入っているバージョンもあり見た目も非常にエレガント。その外見とも相まって木の香りとかすかに花の香りも感じられ、マイルドで軽い味わいなのも特徴である。「NO.2に始まりNO.2に終わる」と言われており、ダビドフにおける永遠のベストセラーでもある。
初心者から上級者まで楽しめる1本だ。 心の余裕と時間の余裕、そこにシガーとともに過ごす素敵なときを。